トヨタの車サブスク「KINTO」のデメリットってある?デメリットとメリットを両方吟味したい。契約後に後悔したくないから事前に知りたい。
こんな悩みを解決します。
記事の内容
- デメリットの前にトヨタサブスク『KINTO』とは?
- トヨタの車サブスク「KINTO」のデメリット【8選】
- KINTO初期費用フリープランのデメリット【3選】
- KINTO解約金フリープランのデメリット【3選】
- トヨタの車サブスク「KINTO」のメリット【4選】
- トヨタKINTOのメリット・デメリットは利用者次第
記事の信頼性
家族が2台車を保有する車好きの家庭。そんな私が車のサブスクについての見解を詳しく解説します。
TOYOTAの月額料金サービス「KINTO」。
しかし、KINTOのデメリットを知っておかないと、サービス使用後に後悔する可能性があります。
そこで今回は、
「KINTO」のデメリットとメリットを解説します。
そして、デメリットを受けない人の特徴も紹介します。
本記事を参考にすると「私には合わなかったな」と利用した後の失敗・後悔を無くすことができます。
保険・税金の手続きや追加費用は無し
※レンタルの「わ」ナンバーじゃない。
デメリットの前にトヨタサブスク『KINTO』とは?
KINTOとは、トヨタが展開している月額料金サービスです。
車種と利用プランを選び、月額料金を支払うことで車を持つことができます。
最終的には、車を返却する必要があるのでカーレンタルのような要素もありますが、レンタル車特有の「わ」ナンバーではありません。
月額料金には保証や自動車税などが含まれているので、ガソリン代と駐車場代のみを考慮するだけで車を持てるのです。
トヨタの車サブスク「KINTO」のデメリット【8選】
KINTOのデメリットは以下の通り。
- ペットを乗せられない
- 全然サブスクらしくない
- 自分好みの車体に出来ない
- 自動車保険の等級が上がらない
- 愛煙家のドライブが楽しくない
- 車返却時に追加出費があるかも
- 走行距離の制限が意外とネック
- 電気自動車が使えない:2022年2月
1つずつ解説しますね。
ペットを乗せられない
ペットがいる家庭では、この制約がかなりキツイ。
KINTOの車では「わんちゃんとドライブ!病院やトリミングへ車で行く!」という事が出来ないです。
動物を車に乗せないで、ペットを飼育することはほとんどの人にとって難しいですよね。
私もトイプードルのトリミングで車を使用してワンちゃんを運ぶので、KINTOは無理です。
今後ペットを買うかもしれない方は、解約金フリープランを選んぶことも検討するべきです。
全然サブスクらしくない
NETFLIXなどの動画見放題サービスのような感じでKINTOを利用しようとしたら大変後悔しますよ。
動画や音楽などの一般的なサブスクのシステムとKINTOの車サブスクは全然システムが違います。
KINTOの車サブスクとは↓
- 車乗り換え放題ではない(出来るが追加費用が発生)
- 解約金が0円じゃない(解約金フリープランなら0円)
NETFLIXなどのサブスクであれば、動画見放題ですし解約金0円ですよね。
こういった「サブスクの認識のズレ」があるので注意しましょう。
自分好みの車体に出来ない
シャコタンにして、車内のナビを内臓させて、タイヤをイケイケにして…なんてことは一切できません。
KINTOでは、車をカスタマイズすることは禁止されています。
取り外し可能な装飾などは付けられますが、ガッチリ改造は出来ません。
「車内にモニターを」位であれば、返却時にサッと取り外せればOKです。
自分好みの車に乗りたい方は、そもそもKINTOのようなレンタルサービスは適しません。
自動車保険の等級が上がらない
自動車保険の等級をザックリ説明すると、自動車保険の加入者が無事故で乗り続けると等級が上がり、保険料が割引されていく制度です。
しかし、KINTOは等級に影響しない自動車保険なので、良い意味でも悪い意味でも等級が変わりません。
いつか自分の車を持ちたい方はよく考える必要があります。
自動車保険の等級について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
愛煙家のドライブが楽しくない
運転しながら窓を開けて風を感じながら「プハー」っと一服…はNG。
KINTOでは車内での喫煙は禁止です。
煙が少ない電子タバコなどもNGです。
長距離ドライブで喫煙するのが楽しみだという方は、かなり肩身が狭い思いを感じることでしょう。
ですが、休憩で車から降りて外で喫煙すれば良いので「少しは我慢できるぞ」という方ならKINTOを検討しても良いでしょう。
車返却時に追加出費があるかも
月額料金だけ払い続けて契約満了で無事に返却…とはいかないかもしれません。
KINTOの車返却時に、修復代や車体回復代がかかるかもしれません。
ごく小さな傷であれば良いですが、目立つ傷や車内カーペットの傷、シートのシミがあれば追加費用の可能性があります。
つまり、余計なコストを出したくなければ車を綺麗に使い続ける必要があるのです。
あなたが綺麗好きなら良いですが、モノの持ちが悪い方は要注意です。
走行距離の制限が意外とネック
「乗りまくるぞ!日本一周でもしちゃおうかしら!」という方は危険です。
KINTOには、走行距離の制限があります。
もし制限を超過すると以下のような追加費用を支払う必要があります。
月間平均走行距離が1,500kmを超過した場合、超過1kmあたりトヨタ車11円(税込)、レクサス車22円(税込)となっています。
車を手に入れたからといって走り回る車旅などを行ってしまうと、気づいたら莫大な支払いが待っているかもしれません。
通勤・通学で長距離移動する方は、自分が毎月移動する距離を計算してからKINTOを検討しましょうね。
電気自動車が使えない:2022年2月
SDGsが近年話題だから電気自動車にしようかね。環境に配慮した生活をしよう。という方は残念。
2022年2月時点ではKINTOで電気自動車は利用できません。
ガソリン代が高騰する世の中で、電気自動車に注目が集まっていますよね。
今後のKINTOでも、間違いなく電気自動が利用可能になると思います。
とりあえず今は、初期費用フリープランでハイブリット車を利用し、電気自動車が登場したら車種を乗り換えるという利用方法も手でしょう。
KINTO初期費用フリープランのデメリット【3選】
続いてはプランごとのデメリットを紹介します。
まずは「初期費用フリープラン」 のデメリットから。
- 車種乗り換えが出来ないことも
- 乗り換え手数料も決して安くない
- 中途解約に最大10か月分の支払いがある
車種乗り換えが出来ないことも
KINTOの車の納車後に「やっぱり違う車種が良いな」と思ってもすぐには乗り換えできません。
なぜなら、KINTOには車種の乗り換えが出来ない期間があるからです。
サブスクとは想えない制約ですよね。
具体的には、以下の通り。
ご利用期間3年の方:契約開始から1年半後〜契約満了4ヶ月前まで
ご利用期間5年/7年の方:契約開始から3年後〜契約満了4ヶ月前まで
「サブスクだから気に入らなかったら、すぐに乗り換えられるだろう」と思っていたら大間違い。
よって、最初の車種を選ぶときは慎重に行う必要があります。
乗り換え手数料も決して安くない
「よし、車種乗り換え期間になったぞ。早速乗り換えよう」はい、それはタダじゃないですよ。
KINTOの乗り換えには手数料がかかります。
具体的には以下の通りです。
- 3年プラン
最大2か月分の月額料金が手数料 - 5年プラン
最大3か月分の月額料金が手数料 - 7年プラン
最大6か月分の月額料金が手数料
いずれも経過日数が長い程、手数料は減っていきます。
どんどん車種を変えて遊びたい方は、それなりの費用を覚悟しましょうね。
中途解約に最大10か月分の支払いがある
「生活環境が変わるから途中で解約しよう」と思ったらかなりの費用がかかるという事があり得ます。
なぜなら、初期費用フリープランの中途解約金がかかるからです。具体的には以下の通り。
トヨタ車の場合
- 3年プラン
最大10か月分の月額料金が解約金 - 5年プラン
最大15か月分の月額料金が解約金 - 7年プラン
最大20か月分の月額料金が解約金
いずれも経過日数が長い程、解約金は減っていきます。
※レクサス車の場合は解約金が異なります。
例えば、5年プラン・プリウスの場合:月額25,740円なので最大の解約金は386,100円です。
「初期費用フリープラン」 は、契約期間中に引っ越しなどの予定が無い方が解約しなくて済むでしょう。
KINTO解約金フリープランのデメリット【3選】
次は「解約金フリープラン」のデメリット解説です。
- スグには解約できない
- 車種乗り換えができない
- 利用開始のハードル高め
スグには解約できない
「今日解約したい!今すぐ解約!」は出来ません。
解約までに2か月はかかります。
「解約金フリープラン」は、いつ解約するか分からない人用のはずなのに、解約がすぐに出来ないという点がデメリットです。
今すぐ解約したいのに、2か月間は待たなければいけません。
解約したい日が2か月以降であれば、予定を立てて前もって解約することが得策でしょう。
車種乗り換えができない
「契約途中だけど違う車に乗り換えたいな」が出来ません。
乗り換えのシステム「のりかえGO」は、初期費用フリープランしかありません。
よって、「解約金フリープラン」で乗り換えたい場合は、一度解約して改めて契約する必要があります。
のりかえも視野に入れてKINTOを使いたい方は「初期費用フリープラン」 の検討もしましょう。
利用開始のハードル高め
初期費用フリープランじゃないので、初期費用(申込金)がかかります。
月額料金の5か月分相当の申込金ですので、プリウスの場合:128,700円の初期費用がかかります。
かなりハードル高めですよね。
トヨタの車サブスク「KINTO」のメリット【4選】
KINTOのメリットは以下の4つです。
- 契約がラク
- 「わ」ナンバーにならない
- 車購入より安くなる可能性大
- ガソリン車が売れなくなる時代にぴったり
まずは、契約と手続きがシンプルなのでラクです。支払いも月額料金と駐車場代とガソリン代だけでOK。
KINTOは実質レンタルですが、レンタカー特有の「わ」ナンバーじゃないので安心です。
「あいつ、いつもレンタカーだな」なんて思われなくて済みます。
そして、総額の費用についても車購入より安くなる可能性があります。
保険代や税金などの費用も月額代金に含まれているので、維持費が高くつかないのがメリットです。
乗らなくなったら「解約金フリープラン」で途中解約してしまえばOKですから。
未来の車社会を考えた時にKINTOはオススメです。 そして、
環境問題が懸念されている世の中なので、ガソリン車の需要は低くなります。
つまり、今ガソリン車を買って、いずれ手放すときに下取り価格が高くならない可能性があるのです。
そして化石燃料不足でガソリン代も上がっていくことを予測すれば、ガソリン車をKINTOで使っていつでも手放せるほうがお得です。
トヨタKINTOのメリット・デメリットは利用者次第
KINTOのデメリット解説とメリット紹介を読んでいただきありがとうございます。
かなり数多く感じたかもしれませんね。
しかし、以上のデメリットをほとんど受けない限られた人がいるんです。
それは「車をただの移動手段としか思わない人」です。
KINTOのデメリットをできるだけ受けずに快適にコスパ良く利用できる人の特徴についてじっくり解説していきますね。
デメリット最小・メリット最大の方はこんな人
「車をただの移動手段としか思わない人」とはこんな人です。
- たばこを吸わない
- 車種にこだわりなし
- モノの扱いは雑じゃない
- 周りの人の目を気にしない
- 自動車保険の等級は上げなくても良い
- 通勤・通学・買い物くらいしか使わない
- ペットを飼っていないし飼う予定もない
- 3~7年先の生活に変化がないと予想できる
以上の項目に多く当てはまる人ほど、KINTOを利用するにはぴったりです。
実は私もこんな人間です。車種にこだわらない人間。
こういった人は「解約金フリープランで契約満了後に再契約を繰り返す」という方法で利用すると、再契約ごとに月額料金が割引されるのでお得です。
まとめ:KINTOのデメリットを受けない人が利用すべき
KINTOのデメリットは、全員が感じるものではありません。
車にこだわりがあり、使用目的が多い人ほどKINTOは息苦しく感じるものです。
なので、本記事で紹介したデメリットが痛くもかゆくない方は、KINTOにお得に利用できる人なので検討してみてはいかがでしょうか。
保険・税金の手続きや追加費用は無し
※レンタルの「わ」ナンバーじゃないよ!