初めまして、こんにちは。
とろろ(Twitter:@tor0roblog)です。
ベランダがある自宅での太陽光発電について、こんな悩みを抱えていませんか?
- ベランダでソーラーパネルは有効?
- オススメの小型太陽光パネルはが知りたい?
- ソーラーパネル発電がしやすいベランダの広さは?
大学で環境問題を専攻し、太陽光発電に詳しい私が断言します。
- 狭すぎるベランダにはソーラーパネルは基本NG
- しかし、激せまベランダでも使えるソーラーパネルならOK
- 日当たりが良いベランダなら電気を自給自足しよう
そこで今回は、
ソーラーパネル導入ができるベランダの広さやベランダで使いやすいソーラーパネル製品について解説していきます。
本記事を参考にすると、ソーラーパネルを購入後に後悔することを防げます。

ベランダでソーラーパネル発電する意味と効果とは

太陽光発電が可能になるソーラーパネルは、以下のような効果を得られます。
- 電気を自分で発電し、自分で使える
- 自宅の電気の代わりに使えば電気代削減
- アウトドアでの電気自給が可能になる
- 停電時でも電気供給になる など
ソーラーパネルは現在、様々な大きさと薄さの製品が販売されています。
よって、マンションやアパートの狭いベランダでも設置が十分可能です。
屋根に設置するような「大きい・分厚い・重い」というソーラーパネルのイメージがある方も多いでしょう。
ですが「折りたためる・薄い・軽い」というソーラーパネルをうまく利用すれば、ベランダでの発電が可能です。
さらに小さくて軽いソーラーパネルなら、工事費用もゼロに出来るので初期費用も小さく済みますよ。
注意:固定型のソーラーパネルはオススメしません
ベランダでソーラーパネル設置を検討している方に注意があります。
それは「固定設置型のソーラーパネルはあまりオススメしない」ということ。
固定設置型とは、ソーラーパネルを一度設置したら簡単には動かせないというモノ。
これには以下のようなデメリットがあるので私は推奨していません。
- 設置工事費用がかかる
- 設置場所が広くないと設置不可
- 暴風雨などの被害が回避できない
- 破損や故障をしたら業者への依頼が必須
- 廃棄する時も業者に依頼が必須
- 引っ越し先には持っていくのも一苦労
- 完全に自宅発電用になり、アウトドアでは使えない
「それじゃあ、どんなソーラーパネルがオススメなの?」
はい。それは「可動(折りたたみ)式ソーラーパネル」です↓
折りたためて薄くて軽いソーラーパネルがオススメ

私が本記事で推奨するソーラーパネルは、可動式ソーラーパネルです。
可動式ソーラーパネルだと、固定設置型のデメリットをほぼ全て回避できます。
- 設置工事なし
- 設置場所が狭くても設置可能
- 暴風雨があれば畳んで室内へ
- 破損したら気軽に買い換えられる安さ
- 廃棄時は自分で捨てられる
- 引っ越し先には余裕で持ち運べる
- アウトドアでも持ち運べて便利
さらに、折りたためるほどの薄いソーラーパネルだからこそ、狭いベランダでも使えます。
「都会のアパートのベランダは、観葉植物が置ける程度で狭いんだよな」という方でも、可動式ソーラーパネルなら設置できる可能性が高いですよ。
ソーラーパネルが使えるベランダの広さとは

ベランダでソーラーパネルを使用して、電気代や停電時の備えをしたい方へ。
アナタの自宅が(可動式)ソーラーパネルを有効に使えるか、以下の3項目をチェックしてみてください。
- 日当たりが良い?
- ベランダの横幅が1メートルある?
- ベランダの奥行きは10cm以上ある?
この3つさえクリア出来れば、ベランダでのソーラーパネル発電は正直できちゃいます。
今どきのソーラーパネルは、厚さ5mmという製品がありますから。
ベランダでのソーラーパネル設置のハードルが低いことが分かりますよね。
ベランダのソーラーパネル発電:メリット・デメリット

ここでは、ベランダでソーラーパネルを設置するメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 収納と設置がラク
- ソーラーパネルから直接電気を使いやすい
デメリット
- 発電量に限界がある
- 発電量が最大化できない可能性
1つずつ解説していきますね。
メリット①収納と設置がラク
これは意外に嬉しいメリットです。
それは、いちいち外に出ずにソーラーパネルが収納と設置ができることです。
庭や駐車場の空きスペースでソーラーパネルを展開するより、室内と直結しているベランダの方が管理が楽です。
雨が突然降ってきても、寝間着のまま収納してもいいですし。
洗濯物を干す感覚に似た”面倒すぎない”という点がベランダ設置のメリットです。
ソーラーパネルの設置や収納が面倒だと、ソーラーパネルをどんどん使わなくなってしまいますからね。
特に三日坊主の方は、庭よりベランダの方が圧倒的にオススメなんです。
メリット②電気の発電から使用がスムーズ
ベランダでソーラーパネルを使う際に必ず得られる特典。
それが「ソーラーパネルで発電した電気をスグ使いやすい」という点。
ソーラーパネルがベランダにあるということは、室内にある家電やポータブレ電源との距離が近いということです。
この距離感のおかげでソーラーパネルから直接家電の使用がしやすくなります。具体的にはスマホ充電など。
本来なら、ソーラーパネルで発電した電気はポータブル電源等に蓄電して、ポータブル電源から電気を使うという流れが一般的です。
ベランダでソーラーパネルを使う場合は、ソーラーパネルから直接家電へ使用することも可能です。
※家電によってはポータブル電源を一旦通さないと使えないものがあります。
デメリット①発電量に限界がある
ベランダでソーラーパネルを設置する際のデメリットその1。
それはベランダの広さが狭いほど、発電量が減るということ。
ソーラーパネルは基本的に太陽の向きに合わせて、適宜微調整する必要があるものです。
しかし、ベランダが狭ければ狭いほど、ソーラーパネルの向きを変えることが困難になります。
これによって、日当たりは良いのになかなか発電できないということが起きます。
とはいえ、日当たりのいい窓際があれば室内でも発電できないことはないので、室内発電も検討してみるのもアリです。
デメリット②発電量が最大化できない可能性
2つ目のデメリットもベランダの広さに関係するデメリット。
それが「ベランダが狭いと、作れる電気量も少ない」ということ。
狭いベランダほど、小さいソーラーパネルを使用するしかありません。
大きいソーラーパネル2枚と小さいソーラーパネル1枚では1日の発電量は違いますよね。
狭いベランダほど、1日に作れる電気量が少ない結果になりやすいです。
ソーラーパネルだけでは不十分【初期費用が倍以上に】

「植木鉢が置けるほどのベランダだけど、薄型ソーラーパネルで電気を自給するぞ」と意気込む方へ伝えたいことがあります。
それは「太陽光発電には、ソーラーパネル以外にも初期費用がかかりますよ」ということ。
ソーラーパネルだけでは夜間の電気使用が困難です。夜は太陽が出ていませんからね。
夜も日中に発電した電気を使うために必要なのが”ポータブル電源”です。
ポータブル電源(蓄電池)があれば、夜の家電使用も日中に作った電気を使うことができます。
私たちが電気を使うことが多いのは、夜です。
そんな夜の電気をソーラーパネルで作った電気なら、電気代も大きく削減できます。
ベランダ利用でオススメのソーラーパネル3選

「ソーラーパネルだけじゃなくて、ポータブル電源も買わないといけないのか」といきなりの出費に困る方もいるでしょう。
そんな方は、ソーラーパネルとポータブル電源のセットを買うのがオススメです。
セット商品であれば、純正同士なので使いやすいですし、商品選びも悩まなくて済みます。
そこで今回は、ソーラーパネルとポータブル電源のセットを私が厳選して3つ紹介します。
- 【超大型&超大容量】EcoFlowセット
- 【中型&大容量】Jackeryセット①
- 【小型&中容量】Jackeryセット②
いずれも安全性・機能性・適正価格が優れたセットをピックアップしました。
「ソーラーパネルの大きさ・使用用途・価格」を明確にして解説していきますね。
【超大型&超大容量】EcoFlowセット

どのメーカーよりも超大型のソーラーパネルと超大容量のポータブル電源を販売している有名ブランド「EcoFlow」のセットを紹介します。
- 50万円越えのセット商品
- 電気自動車も充電できるほどのポータブル電源
- 折りたためて広範囲に広がるソーラーパネル
- 正直、電気代0円生活も目指せるほどの性能
- ソーラーパネルの大きさ・重さ
【106.8 x 62 x 2.4 cm】19.3 kg
このセットは正直、強くはオススメしません。
理由は、値段が高いから。バカ高い。
入門セットとしては、かなり不向きな価格です。
しかし「ガチで取り組みたい!お金ならいくらでもあるぜ!」という方には、強くオススメしたい商品です。安全で最強。
ソーラーパネルは薄くて折りたためるのに、発電能力が非常に高いです。
ベランダが狭くても、幅さえあれば設置出来ちゃいます。
【中型&大容量】Jackeryセット①

ソーラーパネルとポータブル電源において超大手のメーカー「Jackery」。
セット①では、大~中型ソーラーパネルと大~中型ポータブル電源を紹介します。
- 359,900~119,300円(税込)の4タイプから選べるセット
- エアコンを動かせるほどの強力なポータブル電源
- 薄く折りたためて軽いのに丈夫なソーラーパネル
- 安心の3年保証
- 防災製品等推奨品
- 電気代半分以下を目指すなら十分なセット商品
まだまだセット価格は高いですよね。10万円以上。
しかし、このあたりの価格なのに大型の家電を十分動かせるので、停電時でも余裕で家電を使えます。
一人暮らしには少しオーバースペック(有り余る性能)かもしれませんが、アウトドアでも使いたい方には強くオススメできるセット製品です。
【小型&中容量】Jackeryセット②
続いても「Jackery」ですが、かなり入門編なのに高性能なソーラーパネルとポータブル電源のセットを紹介します。

- 70,000~42,500円(税込)の2タイプから選べるセット
- 災害用の備蓄には十分すぎる容量のポータブル電源
- セット①のソーラーパネルの約半分サイズで軽い&丈夫
- 安心の3年保証
- 防災製品等推奨品
- アウトドア利用や小型家電なら余裕で動かせる
Jackeryセット①より買いやすい7万円以下のセット。
一人暮らしでのソーラーパネル生活には、丁度いい入門セットになっていてオススメです。
この価格でこの性能なら「やっぱり面倒で飽きた」となっても災害用の備蓄にできるので損は感じにくいです。
また、この入門セットで「もっとソーラー発電を頑張りたい!」と意欲的になれば、Jackeryの別商品を買うだけで併用できるので、発電と蓄電の効率は何倍にもなりますよ。
Jackery製品の口コミやメリット・デメリットについて解説していますので、以下の記事を参考にしてみてください。

※客観的な視点で忖度無しの評価を。
まとめ:ベランダでソーラーパネル利用は楽しい

- 狭すぎるベランダにはソーラーパネルは基本NG
- しかし、激せまベランダでも使えるソーラーパネルならOK
- 日当たりが良いベランダなら電気を自給自足しよう
ベランダでソーラーパネル発電を検討している方は、どんなベランダでしょうか。
幅が狭い?日当たりは良い感じ?軽い運動ができるほどのベランダ?
最優先事項としては、自分のベランダの広さに合った大きさのソーラーパネルを確実に買いましょうね。
ベランダでソーラーパネル発電をしても、十分電気代の節約に役立つので「最近電気代が高くて困っている」という方は試してみる価値はありますよ。
