ニートだった私が2019年から始めたブログ運営。(一応、本業)
そして2022年になって急にブログ収益がギリギリ7桁に突入。
「やば。確定申告しなきゃじゃない?」
そう思った私が2023年の2月末に、せっせと確定申告の準備を開始しました。
確定申告の直前で行った「開業届と青色申告承認申請書の作成から提出までをスマホだけで電子申告した話。」もありますので、参考にしてみて↓
そこで本記事では、
簿記の知識がほぼゼロの私が、青色申告で確定申告した話を具体的に紹介します。
簿記の知識が無く、確定申告をしたことが無いアナタの今抱えている悩みを、少しでも解消出来たら幸いです。
確定申告する私の状況を解説|ブロガーの青色申告

まずは、私の2023年3月に確定申告する際の状況をまとめておきます。
- 収益が年間で48万円以上になった(2022)
- 確定申告については本で軽く知っていた
- エクセルで自分なりに2022年の収益と支出は記録していた
- 確定申告するのが初めての経験。ドキドキ
- 簿記の知識は、ほんの少しだけあった
- 簿記3級の参考書の前半1/3までの知識
参考書:みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第11版 [ 滝澤 ななみ ] - ぶっちゃけ…簿記が大っ嫌い
ほぼ簿記の知識ゼロで、初めての確定申告にドキドキしながら行ったということがお分かりいただけたでしょうか。
ここで、簿記知識が完全ゼロの方に残念なお知らせをします。
結論から先に言っておきますが、どんなに「簿記の知識は要らないですよ」と謳っている会計ソフトを使っても、青色申告には簿記の知識がちょっぴり必要ですよ。
確定申告で青色申告するための準備|本業ブロガー
まずは、青色申告するために以下の必要なものを揃えました。
- マイナンバーカード
- e-taxの利用者識別番号と暗証番号
- マイナンバーカードを読み取れるスマホ
- 会計ソフト:やよいの青色申告オンライン
- 申告する期間の領収書・明細書
- 各アフィリエイトASPの報酬振込履歴の画面
※2023年に私が行った方法は、e-taxを使った電子申告。
「e-taxの利用者識別番号と暗証番号」に関しては、以下の記事で取得したので参考にしてみてください。
今回わたしは、会計ソフトを「やよいの青色申告オンライン」にしました。
理由は2つ。
- 確定申告に関する書籍でオススメしていたから
- 「freee会計
」も使ったが、使いにくかったから
①の理由の書籍は「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」という本です。
②の会計freeeは、アフィリエイト売上報酬の入力がしにくかったんですよね。簿記嫌いの私には分かりにくかった。
それに比べて、やよいの青色申告オンラインの方が取引入力がしやすかったので、こちらにしました。
注意:青色申告には青色申告承認申請書を事前提出!
青色申告承認申請書を出さないと、青色申告を受理してくれません。
電子申告で青色申告を提出すれば、65万円の控除額。
プラスで基礎控除48万円で、計113万円の控除が確定!
これを逃すまい!という方は、青色申告承認申請書をしっかり出しましょう。
私が緊張しながら青色申告承認申請書を電子申告した手順は、以下の記事で紹介していますで参考にしてみてくださいね。
手順①やよいの青色申告オンラインの初期設定

それでは青色申告の用意を始めていきます。
まずは「やよいの青色申告オンライン」を購入し、アカウント作成してログイン。
そして、やよいの青色申告オンラインでの初期設定から行いました。
私の場合は、以下の動画を参考にしながら行いましたよ。
この動画内に「①消費税 ②口座 ③固定資産 ④残高」という設定が有ります。
ですが、アフィリエイトとGoogleアドセンスだけをしている私に関係したのは、②と④だけでした。
爆稼ぎしていないので①は無視。
固定資産も無いので③もスルー。
一方で、「④残高」の設定をしないと、確定申告書の作成時につまづくのでしっかり設定しておいてくださいね。
手順②やよいの青色申告オンラインで取引を記録

それでは、ようやく過去の取引を記録していきます。
左のメニューバーから「かんたん取引入力」を選択。
ここから収入編・支出編に分けて解説していきます。
収入編
下の画像を使いながら説明していきます。

- 各アフィリエイトASPの「報酬確定日と振込日」を確認しておく。
『例:もしもアフィリエイトは、月末締めの翌々月の末日振込』 - 「収入」タブを押す
- 「取引日」に「報酬確定日or締め日」を入力
- 「科目」は「売上」を選択
- 「取引手段」は「売掛金」を選択
- 「回収予定日」に「報酬を振り込まれた日」を入力
- 「摘要」はこの取引内容を自分が理解できるようにメモする(確定申告書などの書類には記載されないので大丈夫)
- 「取引先」も自由に。私は未記入でした
- 「金額」は振り込まれた金額を入力
- 見直して間違いが無ければ「登録」を押して完了
これを繰り返すだけ。
売掛金とは報酬が確定した日という意味。
即報酬を振り込んでくれた場合は、売掛金ではなく普通預金とかで良いでしょう。
支出編
下の画像を使いながら説明していきます。

- 「支出」タブを押す
- 「取引日」に、経費として支払った日を入力
- 「科目」で経費の種類を選ぶ
- 「取引手段」は支払い方法を選択
私はデビットカードでの支払いを「普通預金」にしました - 「取引手段」でクレジットカードを選んだら、支払予定日に「引き落とされた日」を入力
- 「摘要」はこの取引内容を自分が理解できるようにメモする(確定申告書などの書類には記載されないので大丈夫)
- 「取引先」も自由に。私は未記入でした
- 「金額」は支払った金額を入力
- 見直して間違いが無ければ「登録」を押して完了
こんなカンジ。
余談:経費で「雑費」は選ばない方が良いと思う
経費の項目で「雑費」を選ぶと、少し困ることがあります。
それは、「雑費」は家事按分が設定できないことです。
※やよいの青色申告オンラインの場合。
家事按分とは、事業だけでなく私用にも使用した経費を割合で支払う事。
家事按分のしくみを「家賃」で例えると…
自宅で仕事をする場合、家賃を仕事場とするエリア分だけを経費としたい!
そんな時に家事按分の出番。
家の1/2のエリアを仕事場にしているなら、家賃の1/2が経費なので「家賃50%を家事按分」とできる。
という感じ。
もし、科目に適した項目が無かったら、以下の方法で科目を追加してみてください。
- 左のメニューバーから「設定メニュー/科目の設定」を選択
- 「経費」タブを押す
- 「項目を追加」を押す
- 項目名を記入
- 科目の説明を自分なりに記入
- 「登録」を押す
これでかんたん取引入力の科目で選べるようになります。
さらに、自分で設定した科目の家事按分する割合も確定申告時に設定できるようになるので安心です。
私の場合は、商品や映像作品をレビューするために購入した商品を「取材費」とし、家事按分の割合を20%としました。(20%だけ経費にする)
その商品を私用として使うことがほとんどなので。
ゲーミングチェアとかゲーミングヘッドセットとか。
ブロガーの経費については、以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
追記:登録した取引を編集・修正・削除する編
「登録した取引を再編集したい!」という時の操作方法です。
- 左のメニューバーから「かんたん取引入力」を選択
- ページの後半の「取引の一覧」を見る
- 絞り込みなどを使いながら、再編集・削除したい項目を探す
- 項目を見つけたら、項目をクリックして選択
- 表の上にある「編集」「削除」などを選択
- ページの前半で選択した項目が表示され編集可能に。
取引一覧を一通り確認する中で、修正したい場合はコレでOK。
手順③いよいよ確定申告を完了させる編

ここまで来れば、後は楽勝です。
青色申告するための書類をザザッと作成しちゃいましょ。
- 左のメニューバーから「確定申告」を選択
- ページ上の何年分の確定申告をするのかを選択
- 「申告方法を選択します」を選択
※私は電子申告を選びました - Step1→Step2→Step3→Step4と質問に答えながら進めていく
- 「ダウンロード」が出来る書類は、PDF保存と紙保存の両方をしておくのを推奨。
確定申告は、めっちゃカンタン。
質問に「はいorいいえ」で答えていたら、あっという間に完成していました。
電子申告も、e-taxにサクッとログインしてサクッと申告完了。
まとめ:会計ソフトがあれば楽勝だが私には難しい

こうして何とか青色で確定申告が完了した私。
今後、少し申告内容がミスっていて税務調査が来るかもしれませんが、慌てずに対応できるように領収書などをしっかりまとめて保管しておきたいと思います。
人生初の確定申告、めっちゃドキドキでした。
「これで大丈夫かな?間違ってないよな?」と何度も何度も確認しましたから。
今後は、日頃から会計ソフトに記録しておけば、確定申告は楽勝ですね。
簿記が出来ない私は「売掛金って何だよ。雑費が家事按分できないじゃん!どうやって勘定科目追加すんの?」とググりながら悪戦苦闘しました。
この記事で少しでも、簿記の知識が無い方の悩みが減れば幸いです。