ニートの私が、2019年に本業として始めたブロガー。
そして、2022年のブログ収益が急に3桁へ突入しました。
そこでふいに「あれ、所得税とか払わないといけないんじゃね?」と思った私。
つまり、確定申告の準備をしなければならない緊急事態に。
そこで今回は、
ブロガーとして初めて開業届を提出するまでの経験談を残しておきます。
本記事を参考にすると、ブロガーが開業届を簡単に提出する方法を知ることができます。
ブロガーの私が開業届を提出したタイミング

私が開業届を出そうと思ったタイミングは、こんなカンジ。
- 1年間のブログ収益が基礎控除の48万円を超えた
- 確定申告で青色申告をしたい
- 青色申告するには青色申告承認申請書を提出必須だと知る
- 青色申告承認申請書を作るときに開業届も同時に出すのが一般的
- 私は2023年3月に開業届を提出
私は「2022年分の確定申告」の提出の直前に、慌てて開業届を提出しました。
1年間の収益で確定申告しなければならない状況になると分かった時点で、開業届を提出しておくことを強くオススメします。
私みたいに確定申告の締め切りギリギリだと、めっちゃ疲れますから。
何事も余裕をもって、ですよ。
確定申告には開業届が必要?【ブロガー】
前提として「確定申告をするために開業届は必要なのか?」についてザックリ解説しておきます。
私調べだと、ぶっちゃけ開業届は必須ではない…らしい。
初めての確定申告が、開業届の代わりになるという噂もあります。
しかし、私は開業届を出そうと決意しました。
なぜなら「青色申告承認申請書」を作る副産物で開業届が完成してしまうから。
開業届の「事業の概要」でブロガーは何と書いた?

開業届の記入欄で「事業の概要」という項目があります。
そこに、私は「ブロガー」と書きました。
私の主な収益元は「アフィリエイト・アドセンス」です。
アフィリエイトは広告業なので、事業税5%が課せられます。
しかし、文章を書いて生計を立てている「文筆業(ライター)」であれば、事業税0%。
ブロガーは、文筆業にも該当しますよね。
なので、事業税がない「職業:文筆業、事業の概要:ブロガー」として申告しました。
私はアフィリエイターではないです!ブロガーです!と言い張って申告したんです。
アフィリエイターとブロガーの違いは、私には分かりませんが…。
ただ、あなたがアフィリエイトだけでバリバリ稼いでいるなら、広告業で申告すると良いでしょう。
青色申告するために「青色申告承認申請書」を作りたい

節税のために、控除を多めに貰うために、「青色申告」をしたいなと思った私。
確定申告には、白色申告と青色申告の2種類があり、税金の控除額が大きいのが青色申告。
私の場合はブログ収益3桁とは言え、ギリギリの3桁突入なので納税額は出来るだけ減らしたかったんですよね。
そして、確定申告で青色申告をするためには「確定申告前に青色申告承認申請書を提出して下さい」とのこと。
めんどくせぇ。税務署とか行かないといけないのか?
そう思いながら再び調べてみると「電子申告で青色申告承認申請書を提出する方法」を発見。
爆裂インドアな私には、神の手段!
結果から言うと、この方法で「青色申告承認申請書」を作る過程で、勝手に作れちゃったのが「開業届」なんですよ。
それでは、開業届と青色申告承認申請書を作り提出した方法を紹介します。
※2023年の話です。
開業届と青色申告承認申請書をスマホ提出した方法|2023年

電子申告で「開業届と青色申告承認申請書」を実際に作った方法は「freee開業」というサイトを使った方法。
freee開業は、開業届と青色申告承認申請書の作成から提出まで完全無料なんです。
ラッキー。ありがてぇ。

それでは、私が開業届と青色申告承認申請書を電子申告した手順を、以下の4つに分けて紹介していきます。
- 電子申告するために準備するもの
- 入力編!
- 電子申告の準備編!
- 提出編!
それでは順番に見ていきましょう。
電子申告するために準備するもの
電子申告するために準備するものは、この3つ。
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードを読み取れるスマホ
- アプリ2つをインストールするメモリ容量
- プラスα:Wi-Fi環境
これだけあれば、スマホだけで作成&提出ができましたよ。
所要時間は、スムーズにいけば20分以内。
入力編!
ということで、さっそく「freee開業」にGo!
- freee開業
のサイトにアクセス
- 「開業書類を作る」でメールアドレスとパスワードを設定してアカウント作成
- 申請者の情報を入力
- 働く場所を入力:私は「自宅」
- 仕事の概要:私は「文筆業・ブロガー」
- 屋号を入力:私は未記入
- 収入の種類を入力:私はブログが本業なので「事業所得」
- 従業員・家族への給与を入力:私は「今はない」
- 確定申告の種類を選択:私は「青色申告 55万円控除」
- 入力した項目を間違いが無いか確認して「次へ」
とりあえず、ここまではスグ終わりました。
次からが少し大変。
電子申告の準備編!
入力編の続きです。
- 開業に必要な書類を提出しましょうのページ
- 書類の提出先を選択:私は自宅に一番近い場所
- 書類の提出方法を選択:スマホで完結させたい私は「スマホで電子申告」
- 書類を確認:いつの間にか出来上がった書類2つを確認
- 電子申請に必要な準備をしましょうで「freee電子申告開始ナビ」をクリック
この「freee電子申告開始ナビ」が少し厄介でしたので、詳しく手順を紹介しておきますね。
- 「freee電子申告開始ナビ」のページへ
- どちらで電子申告を行いますか?
┗スマートフォン - アプリ「freee電子申告・申請」をスマホにインストール
- e-Taxの利用者識別番号を持っていますか
┗私は持っていなかったので「持っていない」 - 申請者の情報を入力、または確認しましょう
┗ひとまず不備が無いかチェック - 「e-Taxで利用者識別番号を取得する」をクリック
- e-Taxのサイトの指示に従って、利用者識別番号をゲット
- 次に利用者識別番号の暗証番号を設定します
- 再びe-Taxにログイン→利用者情報→利用者識別番号の通知・確認→暗証番号の登録・更新へ
- 新しい暗証番号を入力して「暗証番号の登録・更新」で完了
- ここで「freee電子申告開始ナビ」に戻ります
- マイナンバーカードで電子証明書を登録しましょう
┗先ほど⑥で取得した利用者識別番号を入力→登録 - 電子証明書の登録結果を確認しましょう
┗先ほど⑨で設定した暗証番号を入力→受付結果を確認 - 「電子証明書の登録 受付完了」と表示されていればOK
ここを終えると、ようやく電子申告が出来る状態になります。
ここまで来れば、あとは20秒で提出完了しますから楽勝。
マイナンバーカードをスマホスキャンする際に「JPKI利用者ソフト」をインストールします。
そしてこのアプリでマイナンバーカードを読み取ると「署名用電子証明書暗証番号」の入力を求められます。
この入力時は、カードからスマホを離さずに入力しないと、エラーになってしまいます。
なので、机などにマイナンバーカードを置いて、その上にスマホを重ねて置いて、スマホを置いたまま暗証番号を入力しましょう。
エラー?はぁ?って「JPKI利用者ソフト」に私が何度イラついたことか。
提出編!
ラストは、いつの間にか出来上がっていた2つの書類を電子申告するだけ。
- 開業に必要な書類を提出しましょうのページに戻って
- 書類の提出・受付結果の確認をしましょう
┗マイナンバーと利用者識別番号を入力→提出 - 書類の受付結果の確認
┗e-Taxで設定した暗証番号を入力 - ・所得税の青色申告承認申請 受付完了
・個人事業の開業・廃業等届出 受付完了 - ④のように表示されれば提出完了!!!
- いったん深呼吸して…ガッツポーズ!!!
はい!開業届の提出が完了しました。
青色申告承認申請書を出すつもりだったのに、いつの間にか開業届も提出できちゃいましたね。
追記:確定申告の準備&提出編もあるよ!
開業届と青色申告承認申請書を無事に提出できましたか?
この続きは、いよいよ確定申告の準備と申告です。
「人生初の確定申告を電子申告&青色申告した話」という記事もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
人生初は何でも緊張しますね。
まとめ:ブロガーの初めての開業届に大緊張でした

確定申告しなきゃ!じゃあ青色申告承認申請書を出さなきゃ!
と確定申告の締め切り付近でドタバタしていたら、いつの間にか提出しちゃっていたのが開業届でした。
税務署に出向かなくても良いなんて、印刷して封筒買って入れて切手貼って郵送しなくて良いなんて、今の時代はラクですね。
あなたもスマホだけでサクッと開業届を提出しておいてくださいね。
青色申告するつもりが無くても、青色申告承認申請書は出しておいて損は無いので、開業届と一緒に青色申告承認申請書も出しておきましょ。
